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フロートガラスに関するQ&A
フロートガラスに関するQ&Aを集めました。
健康に関するQ&A
- Q1.窓の結露はどうしてできるのですか?
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温かい室内側の空気に含まれる水分が、ガラスの表面で冷やされて水滴となり結露します。複層ガラスにすると、外気温が低い寒い場合でも、室内側ガラス表面の温度は下がりませんので、結露が発生しにくくなります。(※結露防止には、複層ガラスにすると同時に、「台所・浴室の湿気を換気扇で排出する」、「洗濯物を室内に干さない」など、部屋の中の湿度を下げる工夫も必要です。)
- Q2.結露はアトピーなどの原因になるのですか?
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結露は、窓、壁、ジュータンなどのカビ、ダニの発生に関係し、アトピーの原因にもなります。また、カーテンを汚したり、窓枠などを腐らせたりすることにも影響を与えています。
防犯に関するQ&A
- Q3.普通のガラスにフィルムを貼って防犯効果はありますか?
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一般的なフィルムは、ガラスが飛び散るのを防ぐことを目的にしているので効果は期待できません。また、防犯性能を謳ったフィルムについては、欧米などの公的な規格に定められた試験に合格しているかを確認することが必要です。フィルムは定期的な貼り替えによりトータルコストが高くなりますし、施工の方法によっては効果が損なわれますので注意が必要です。
- Q4.泥棒が一般的な透明ガラスを破るのにどれくらい時間がかかるのですか?
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数秒から数十秒でガラスを破り、侵入してしまいます。ガラスが泥棒に狙われやすいのはこのためです。逆に泥棒は時間がかかるガラスを嫌がります。侵入に5分以上かかると7割以上の泥棒があきらめると言われています。防犯ガラスは突き破りにくく、侵入するのに時間がかかるガラスなのです。
- Q5.ガラスを割って泥棒が侵入する割合はどれくらいあるのですか?
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戸建て住宅で60%以上、共同住宅で約20%、事務所・店舗などで約30%という統計結果があります。ピッキングが注目されていますが、実はガラスのほうが狙われているのです。
防音に関するQ&A
- Q6.ガラスを替えるだけで防音性能は上がりますか?
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窓の防音性には「サッシの気密性」がかなり影響します。音波は、光よりもずっと波長が長いので、障害物の周囲から裏側に回る(回折)性質を持っていますので、隙間や孔から容易に室内に入ってしまいます。ガラスを替えるとともに、音が入りやすいサッシ周辺の隙間を少なくしたサッシ(気密サッシ)を用いることが大切です。
防災に関するQ&A
- Q7.普通のガラスにフィルムを貼って地震対策に効果がありますか?
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フィルムは短期的な地震対策に有効です。一方、フィルムは定期的な貼り替え工事が必要ですので、長期的にみればトータルコストは高くなります。また、施工の方法によってはガラスの飛散防止効果が損なわる場合があります。新築時や長期にわたって地震対策を行う場合には合わせガラスがおすすめです。
その他Q&A
- Q8.割れないガラスはありますか?
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現在の技術では、割れにくいガラスはありますが割れないガラスはありません。
- Q9.マンションに住んでいますが、窓ガラスの取替えはできますか?
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取替えはできますが、分譲マンションの場合、窓は共用部にあたりますので、管理組合の承諾が必要です。
- Q10.普通の家の窓には何ミリの厚さのガラスがはまっていますか?
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一般的な住宅では、透明のガラスの場合は一般的に3~6ミリ、不透明の場合は4ミリ、網入りの場合は6.8ミリです。
- Q11.強化ガラスは普通のガラスに比べてどのくらい強いの?
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強化ガラスは普通のガラスに比べ衝撃や風圧等の外力に対し3~5倍の強度があります。また万一割れても破片が粒状になるため人体に深い怪我を生じにくくします。
- Q12.ガラスを取り替えてもらう時、材料代のほかにどんな費用がかかるの?
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一般的には施工費と経費が材料代の他にかかります。経費には、出張費や交通費、撤去費(今お使いのガラスを外す費用)、副資材費(ガラスのはめ込み用のビード、シリコーンなど)、廃材処理費などが入ります。特殊なケースですが、ガラスの大きさや重量により施工が困難な場合や、取り替えが困難な箇所で足場等を組む必要のある場合等は別途費用が必要です。事前に街のガラス屋さんにご相談されることをおすすめします。
- Q13.ガラスは何でできているの?
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板ガラスはけい砂や石灰石、ソーダ灰など地殻に多く存在する天燃資源を主原料としており、地殻とほぼ同じ成分です。同じ仲間にガラス瓶があり、「ソーダライムガラス」と呼ばれています。同じガラスでも、カットガラス・花瓶等のクリスタルガラスやサイフォン・耐熱鍋等の耐熱ガラスは、板ガラスとは組成が異なる別の種類のガラスです。
- Q14.ガラスはなぜ透明なの?
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ガラスの学術上の定義は「結晶を析出することなく、熔融体が冷却固化された無機物」です。通常、物質は結晶が寄り集まって構成され、結晶の境目があるので、光が当たると、程度の差はありますが反射、吸収、透過のいずれかをします。ところが、ガラスは結晶がなくて方向性もないことから、光は乱反射もせず真っ直ぐに通り抜けるので「透明」になります。ガラスの分子は無限につながっていて境目がなく、光の波長よりも充分に小さいので、光は乱反射することもなくガラスの分子の間を容易にすり抜けてしまうのです。原理的には、水が透明なのと同じようなことです。
- Q15.ガラスはどうやってつくるの?
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けい砂、ソーダ灰等の原料を混合し、プールに屋根を付けたような大きな窯の中に入れ、約1600℃の高温で熔かします。その熔けたガラスを溶融した金属の上に浮かせて表面を平坦にする「フロート方式」、2本のロールの間を通して表面に型模様をつける「ロールアウト方式」と呼ばれる独特の方法で板状に成形し、それをゆっくり冷やして歪みをとると、皆さんご存じの板ガラスのできあがりです。
- Q16.ガラスはどうやって切断するの?
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ガラスは木や紙のようにノコギリやカッターでは「切断」できません。硬い金属刃(昔はダイヤモンドを使っていました)でガラス表面に線を引くようにキズ(カッター線と呼びます)をつけ、カッター線の真裏を支点として上から力を加えて「折り割る」のです。きれいに折り割る技術は街のガラス屋さん特有の技術です。
- Q17.ガラスはいつから使われているの?
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ガラスそのものの起源は4000年以上昔のエジプト、メソポタミア文明まで遡ります。その後永い年月を経てガラス工芸品やガラス器の技術が進歩しました。窓に板ガラスが登場するのは1~4世紀のローマ帝政時代で、16世紀にヨーロッパでベネチア・グラスが栄えた頃に各地に伝播し、18世紀の産業革命を境に様々な技術の進歩とともに工業生産が始まりました。日本では江戸~明治時代の板ガラスはすべて貴重な輸入品で、窓に国産の板ガラスが使用され始めたのは、明治末期以降です。
- Q18.ガラスの棚板やテーブルトップはどこに頼めばいいの?
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ガラスと同様、お近くの街のガラス屋さんにご相談下さい。
使用目的によって、強度上必要なガラス品種、厚みが決まります。また、寸法・形状によっては切断・加工ができない場合があります。
- Q19.ガラスの切断面にはどのような加工が施されているの?
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皆さんの目に触れない部分すなわちサッシ枠にのみ込まれているガラス切断面(ガラスエッジと呼びます)は、欠けやソゲ等のないクリーンカットの状態となっています。
棚板やテーブルトップのエッジは湿式砥石で磨く2次加工(面取り加工、擦り加工、磨き加工など)が施されています。
- Q20.ガラスの重さはどれくらいですか?
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板ガラスの比重は2.5です。計算式は、板ガラスの重量(kg)=2.5×板ガラス厚さ(mm)×板ガラス面積(㎡)です。ちなみに、5mmの厚さで1m×1m(1㎡)の大きさの板ガラスの重量は、12.5kgとなります。
- Q21.ガラスに寿命はありますか?
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板ガラスそのものに寿命はありません。しかし、板ガラスとその他部材を組み合わせた合わせガラスや複層ガラスには組み合わせた部材の経年劣化が考えられるので、製品としては寿命があるといえるでしょう。
- Q22.ガラスだけ買ってきて自分で取替えはできますか?
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必要な部材及び道具を持ち、手順を把握していれば可能ですが、安全面を考えると、街のガラス屋さんに任せることをおすすめします。
- Q23.今窓で使っているガラスを再利用して複層ガラスや合わせガラスに取り替えることはできますか?
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今入っているガラスを再利用して、複層ガラスや合わせガラスに加工することはできません。
- Q24.今使っているサッシにはどのくらいの厚さのガラスが入れられるのでしょうか?
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1枚ガラスの入っている一般的な住宅用サッシの場合、ガラス嵌め込み部分の広さ(溝幅)が9mm、11mmとなっています。(サッシメーカーにより違う場合もあります。)
一般的には、9mm・11mmの溝幅のサッシには、6.8mmの網入(線入)までの厚さのガラスが嵌め込み用ガラスとして想定されていますが、ガラスとサッシの間に一定の間隔(面クリアランス)が必要となりますので、嵌め込み可能なガラス厚については、街のガラス屋さんにご相談ください。
- Q25.一戸建て住宅に住んでいますが、サッシはそのままでガラスだけ取り替えることはできますか?
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ほとんどの場合可能です。
一般的な住宅用サッシの場合、強化ガラス(厚さ4mmか5mm)や合わせガラス(総厚6mm)や防犯ガラスの一部はそのまま取り替えることができます。ガラスの総厚さが大きくなる場合(複層ガラスや網入りガラスを使った防犯ガラス・合わせガラスなど)はアタッチメントと呼ばれるアダプターを使ってガラスの厚さを調整します。
詳しくはお近くの街のガラス屋さんにご相談ください。