型板ガラスに関するQ&A

普通のガラスにフィルムを貼って地震対策に効果がありますか?
フィルムは短期的な地震対策に有効です。一方、フィルムは定期的な貼り替え工事が必要ですので、長期的にみればトータルコストは高くなります。また、施工の方法によってはガラスの飛散防止効果が損なわる場合があります。新築時や長期にわたって地震対策を行う場合には合わせガラスがおすすめです。
普通の家の窓には何ミリの厚さのガラスがはまっていますか?
一般的な住宅では、透明のガラスの場合は一般的に3~6ミリ、不透明の場合は4ミリ、網入りの場合は6.8ミリです。
サンドブラスト、エッチング、フロスト加工はどう違うの?
サンドブラストはガラス面に砂を高圧で吹き付けることにより表面をすりガラス状にする加工です。このサンドブラスト表面を、さらに薬品で処理し半透明なガラスにする加工を、一般的にエッチング加工、フロスト加工、タペストリー加工等と呼んでいます。呼び方は違いますが、同じ加工のことです。
ガラスを取り替えてもらう時、材料代のほかにどんな費用がかかるの?
一般的には施工費と経費が材料代の他にかかります。経費には、出張費や交通費、撤去費(今お使いのガラスを外す費用)、副資材費(ガラスのはめ込み用のビード、シリコーンなど)、廃材処理費などが入ります。特殊なケースですが、ガラスの大きさや重量により施工が困難な場合や、取り替えが困難な箇所で足場等を組む必要のある場合等は別途費用が必要です。事前に街のガラス屋さんにご相談されることをおすすめします。
ガラスの棚板やテーブルトップはどこに頼めばいいの?
ガラスと同様、お近くの街のガラス屋さんにご相談下さい。
使用目的によって、強度上必要なガラス品種、厚みが決まります。また、寸法・形状によっては切断・加工ができない場合があります。
ガラスの切断面にはどのような加工が施されているの?
皆さんの目に触れない部分すなわちサッシ枠にのみ込まれているガラス切断面(ガラスエッジと呼びます)は、欠けやソゲ等のないクリーンカットの状態となっています。
棚板やテーブルトップのエッジは湿式砥石で磨く2次加工(面取り加工、擦り加工、磨き加工など)が施されています。
ガラスの重さはどれくらいですか?
板ガラスの比重は2.5です。計算式は、板ガラスの重量(kg)=2.5×板ガラス厚さ(mm)×板ガラス面積(㎡)です。ちなみに、5mmの厚さで1m×1m(1㎡)の大きさの板ガラスの重量は、12.5kgとなります。
ガラスに寿命はありますか?
板ガラスそのものに寿命はありません。しかし、板ガラスとその他部材を組み合わせた合わせガラスや複層ガラスには組み合わせた部材の経年劣化が考えられるので、製品としては寿命があるといえるでしょう。
ガラスだけ買ってきて自分で取替えはできますか?
必要な部材及び道具を持ち、手順を把握していれば可能ですが、安全面を考えると、街のガラス屋さんに任せることをおすすめします。
今使っているサッシにはどのくらいの厚さのガラスが入れられるのでしょうか?
1枚ガラスの入っている一般的な住宅用サッシの場合、ガラス嵌め込み部分の広さ(溝幅)が9mm、11mmとなっています。(サッシメーカーにより違う場合もあります。)
一般的には、9mm・11mmの溝幅のサッシには、6.8mmの網入(線入)までの厚さのガラスが嵌め込み用ガラスとして想定されていますが、ガラスとサッシの間に一定の間隔(面クリアランス)が必要となりますので、嵌め込み可能なガラス厚については、街のガラス屋さんにご相談ください。
一戸建て住宅に住んでいますが、サッシはそのままでガラスだけ取り替えることはできますか?
ほとんどの場合可能です。
一般的な住宅用サッシの場合、強化ガラス(厚さ4mmか5mm)や合わせガラス(総厚6mm)や防犯ガラスの一部はそのまま取り替えることができます。ガラスの総厚さが大きくなる場合(複層ガラスや網入りガラスを使った防犯ガラス・合わせガラスなど)はアタッチメントと呼ばれるアダプターを使ってガラスの厚さを調整します。
詳しくはお近くの街のガラス屋さんにご相談ください。

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