二酸化炭素(CO2)排出量増加中!

環境省の調査により、2002年度の温室効果ガス排出量が、京都議定書で定めた基準年の1990年を7.6%上回りました。この主な原因は、事務所、学校、病院、役所などの業務活動や家庭生活などの「民生部門」と、自動車、鉄道、船舶、航空の各交通機関などの「運輸部門」から排出される二酸化炭素(CO2)排出量増加に因るところが大きいという報告がなされています。特に民生部門からの二酸化炭素(CO2)排出量が多く、家電製品の省エネは進みましたが、世帯数の増加、機器保有台数増加などにより大幅に増えたことが原因とされています。

複層ガラスで省エネ+お得な生活を!

二酸化炭素(CO2)の排出量が最も多いという民生部門。
では、たとえば日本全国の住宅の窓を高断熱・遮熱複層ガラス(Low-E複層ガラス)に交換した場合、二酸化炭素(CO2)の排出量はどうなるのでしょうか?
実は、地球温暖化に影響する二酸化炭素(CO2)排出量を1年間で約1,700万トン(*)も削減できるのです。1,700万トンは、基準年である1990年の二酸化炭素(CO2)総排出量の約1.4%にあたり、削減目標が6%であることを考えると、非常に有効な対策であることがわかります。それだけではありません。一般的な戸建て住宅の場合、冷暖房費が最高9万円以上も節約できます。

※実際住宅の場合、その効果は、地域や住宅の構造により異なります。
(*)板ガラス協会調べ

毎日の生活で
自分にできることから省エネを!

省エネルギーは、地球規模の課題であるエネルギー資源を効率的に使用することと、地球温暖化防止を大きな目的としていますが、身近にできることから取り組んでいくことが大切です。 例えば、家庭での電気使用量のうち、エアコン・冷蔵庫・照明・テレビが約65%を占めています。毎日の生活の中で、たくさんのエネルギーを消費しているのは何かを把握し、一人ひとりが自分にできることから省エネ対策をしていきましょう。

待機電力を減らして、電気代も節約!!

使わない時も電気を使っている?
ちょっと周りを見回して下さい。いくつものリモコンにタイマー、時計機能・・・ みんなその製品を使っていない時も電力を消費しています。 この、家電製品を使っていない何らかの入力(作動)を待っている間に消費される電力が 「待機電力」です。
待機電力は家庭の全電気使用量の約10%以上を占めています。待機電力をなくせば 大きな省エネになります。
コンセントからプラグを抜くだけ
使っていない機器は、こまめに主電源を切り、コンセントからプラグを抜きましょう。
各機器の待機電力のことを良く知って上手に付き合えば、ある程度の省エネが期待できます。
最近はこの待機電力を減らしたり、ゼロにした製品も販売されています。 購入前にカタログでチェックしましょう。

一人ひとりの簡単省エネ

  1. 冷蔵庫の省エネ
  2. エアコンの省エネ
  3. テレビの省エネ
  4. 照明機器の省エネ
  5. 暖房機器の省エネ
  6. 洗濯機の省エネ
  7. 調理家電の省エネ
  8. 掃除機の省エネ
  9. お風呂・給湯器の省エネ
  10. アイロンの省エネ
  11. その他の省エネ

1.冷蔵庫の省エネ

1)ドアの開閉は少なく短く、必要最小限にする
ドアを開けるたびに外の暖かい空気が入り、消費電力が増えます。
2)熱いものは冷やしてから
庫内温度が上昇し、余分な冷却運転が必要となります。又、他の食品にも悪影響を及ぼします。
3)詰め込み過ぎは禁物
冷気の流れが悪くなり、消費電力が増えます。
4)冷蔵庫は風通しの良い所に設置し、周囲は適当な隙間をとる
周囲の温度が高くなるとそれだけ消費電力が増えます。設置する場合は、 直接日光の当たる所やガスコンロの近くは避けてください。
5)ドアのパッキングの隙間をチェック
冷気が漏れて庫内温度が上がり、消費電力が増えます。

2.エアコンの省エネ

1)設定温度は適度に
夏は28℃以上に、冬は20℃以下に。
2)カーテン・ブライドを併用し、窓からの熱の出入りを防ぐ
3)フィルターをこまめに掃除
空気の流れが悪くなり、冷暖房効率が落ちます。
4)オフシーズンはプラグをコンセントから抜く
コンセントを差し込んでいると、待機電力を消費します。
5)扇風機を併用する
冷気・暖気が部屋の中で循環するようにしましょう。
6)室外機は風通しの良い所に設置
室外機の周りに物を置くと、冷暖房の効率が下がります。冷房時は日よけ等で直射日光を避けてください。
7)タイマーを上手に活用
おやすみ時やおでかけの時、タイマーを活用して必要な時間だけ運転しましょう。電気のムダが省けます。

3.テレビの省エネ

1)こまめにスイッチを切る
見ないテレビは大きなムダです。BGM代わりや時計代わりにテレビをつけっぱなしにするのは電気のムダです。
2)画面の明るさ調整と適切な音量で
必要以上に画面を明るくしたり、音を大きくするとその分消費電力が増えます。画面の掃除もこまめにしましょう。冷気の流れが悪くなり、消費電力が増えます。
3)リモコンだけのオフは不経済
リモコンで電源を切っても本体の主電源がついたままだと待機電力を消費しています。寝る前やお出かけの時は主電源を切りましょう。

4.照明機器の省エネ

1)不要な照明はこまめにスイッチを切る
明るい昼間や人が部屋にいない時等、ムダな明かりはこまめに消しましょう。
2)蛍光灯は早めに交換
使っているうちに明るさが落ちてきます。両端が黒ずんできたら交換しましょう。
3)掃除をすれば明るさアップ
ランプや傘が汚れると、明るさは極端に低下します。使用場所に応じて定期的に手入れをしましょう。
4)買い換えるならインバーター
インバーター式はすぐ点灯する、明るい、ちらつきがない、器具が軽くなるなどの特徴があり、使い方によって省エネになります。
5)白熱電球より蛍光灯を
蛍光灯は電球に比べて寿命が長く、消費電力も少なく長時間点灯する部屋で使用すると経済的です。

5.暖房機器の省エネ

1)電気コタツ
敷布団と上掛けを一緒に使用 …敷布団で床への放熱を防ぎます。特に寒い時は厚手のものを使うのが効果的です。 温度調節はコタツに入っている人数や、つけている時間によってこまめに設定する事が大切です。
2)電気カーペット
熱ロスに工夫 …フローリングなど断熱性の低い床面の場合は熱のムダが大きくなります。 保温性の良いマットや布などを下に敷いて下さい。冷気の流れが悪くなり、消費電力が増えます。
3)エアコンやコタツとの組み合わせ
相乗効果によって快適な暖房が実現します。

6.洗濯機の省エネ

1)洗濯物は一度にまとめて洗う
小分けにして何度も洗うのは電気や水のムダです。又、つめ込みすぎは汚れ落ちが悪くなり非効率です。 一番効率よく洗えるのは容量の70%~80%くらいです。
2)お風呂の残り湯を利用
温水で洗濯すると汚れ落ちがよくなるので、洗濯時間は短く、消費電力も使用水量も少なくて済みます。
3)洗剤は適量を心がけて
洗剤の量が多ければ汚れはよく落ちるといったものではありません。 洗濯物の量や洗剤の指定量に合わせ、適量を使うことが大切です。 さらに多く使い過ぎるとすすぎに時間がかかり、ますます不経済です。

7.調理家電の省エネ

1)電気炊飯器
保温時間はできるだけ短く …一度にまとめて炊いて長く保温するよりも、2回に分けて炊くほうがおいしく、電気代も少なくて済みます。
容量は家族の人数に合わせて …消費電力は釜の大きさに比例します。
2)電子レンジ
冷凍食品の解凍に時間をかけ過ぎない …肉や魚などの生ものは半解凍で止め、その後は自然解凍を。この方が味もよく、電気の節約にもなります。冷ご飯一杯分や、 牛乳一杯分の温めなど少量の食品、又野菜の下茹などは電子レンジを利用するのが効果的です。 使用水量も少なくて済みます。
3)電気ジャーポット
保温はなるべく低めに設定 …低い設定温度で保温する方が省エネです。長時間の保温は電気のムダです。サイズは生活スタイルに合わせる …サイズが大きいほど消費電力は大きくなります。家族数や生活スタイルに合わせてサイズを選んだり、沸かす水の量を加減することが大切です。

8.掃除機の省エネ

1)掃除機はほこりを落として
ほこりやゴミがフィルターや集塵袋に溜まったままだと吸い込む力が低下し、モーター にも負担がかかります。
2)掃除の前に片付けを
掃除機をかける前に部屋を片付けましょう。片付けながら掃除機を使うと時間と電力のムダ使いになります。

9.お風呂・給湯器の省エネ

1)夏場のお風呂沸かしは朝の水張りから
お風呂沸かしのガス代は、水温が高いほど少なくて済みます。 夏ならば朝、水を張り、日中の暖かい気温で水温を上げます。
2)お風呂はこまめにふたを
ふたをするとしないのでは、湯温の低下の差が1.5~3倍になります。次の人がすぐに 入るときも必ずふたをするように、またなるべく間をあけずに入浴しましょう。
3)給湯器は給湯場所の近くに
お湯を使う場所の近くに設置するのが経済的。数カ所でお湯を使うときは、使用量が 一番多い場所の近くに取り付けましょう。

10.アイロンの省エネ

1)洗濯物はシワを伸ばして干すことが肝心。
2)余熱は上手に利用
電源を切っても余熱を使えば、ハンカチ3枚にアイロンをかけることができます。
3)アイロンかけは効率よく
アイロンはまとめてかけましょう。毎日かけていたアイロンを、かける物を選別して1日おきにかければ効率がよくなりムダが減少します。

11.その他の省エネ

1)便座暖房付きシャワートイレ
便座には厚めの布カバーをかけ、なるべくつけっ放しにしないようにしましょう。また、 便蓋はなるべく閉じるようにしましょう。それだけで消費電力は平均9~12%の節約になります。
2)食器洗い乾燥機
便利だけど水を大量に使うと思われがち。しかし、朝・昼・晩、3回分の食器がまとめて洗え、節水効果があります。また、電気をムダなく使うにはよく水を切り、お皿が重なり合わないように入れるのがコツです。
3)換気扇
汚れが効率ダウンの元凶です。フィルターは3カ月を目安に交換をしましょう。
4)パソコン
随時起動しましょう。
5)携帯電話
充電器の電源をこまめに切りましょう。

省エネ レベルチェック

チェック項目 はい 時々 いいえ
リビング 暖房は20℃、冷房は28℃を目安に温度設定をしている。 4 2 0
電気カーペットは部屋の広さや用途にあったものを選び、温度設定をこまめに調節している。 4 2 0
冷暖房機器は不必要なつけっ放しをしないように気を付けている。 4 2 0
照明は省エネ型の蛍光灯や電球型蛍光ランプを使用するようにしている。 4 2 0
人のいない部屋の照明は、こまめな消灯に心がけている。 4 2 0
テレビをつけっ放しにしたまま、他の用事をしないようにしている。 4 2 0
こたつは敷布団と上掛け布団を使用し、温度設定をこまめに調節している。 4 2 0
キッチン 食器洗い乾燥機を使用する時は、まとめて洗い温度調節もこまめにしている。 4 2 0
洗いものをする時は、給湯器は温度設定を出来るだけ低くするようにしている。 4 2 0
冷蔵庫の庫内は季節に合わせて温度調整をしたり、物を詰め込み過ぎないように整理整頓に気を付けている。 4 2 0
冷蔵庫は壁から適切な間隔をあけて設置している。 4 2 0
冷蔵庫の扉は開閉を少なくし、開けている時間を短くするように気を付けている。 4 2 0
煮物などの下ごしらえは電子レンジを活用している。 4 2 0
電気ポットは長時間使わない時には、コンセントからプラグを抜くようにしている。 4 2 0
浴室・洗面所 洗濯する時は、まとめて洗うようにしている。 4 2 0
お風呂は間隔をおかずに入るようにして、追い焚きをしないようにしている。 4 2 0
シャワーはお湯を流しっ放しにしないように気を付けている。 4 2 0
温水洗浄便座は温度設定をこまめに調節し、使わない時はふたを閉めるようにしている。 4 2 0
自動車 アイドリングはできる限りしないように気を付けている。 4 2 0
ムダな荷物を積んだまま運転しないように気を付けている。 4 2 0
経済速度を心がけ、急発進、急加速をしないように気を付けている。 4 2 0
タイヤの空気圧は適正に保つように心がけている。 4 2 0
外出時はできるだけ車に乗らず、電車・バスなど公共交通機関を利用するようにしている。 4 2 0
その他 電気製品は使わない時はコンセントからプラグを抜き、待機時消費電力を少なくしている。 4 2 0
電気、ガス、石油機器などを買う時は、省エネルギータイプの物を選んでいる。 4 2 0
省エネル度チェック合計点

あなたの省エネレベル結果発表!

■80点~100点
地球に優しい省エネ人間!!
■50点~78点
なかなかの省エネ派!
■20点~48点
まだまだ意識が足りません!
■0~18点
ダメダメ地球人!

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