日本のガラス鏡の歴史

歴史上、最も古い鏡としては、最初は水鏡だったと考えられています。古代の人々は水面を鏡として利用したようです。その後、金属を磨いて鏡を作り、祭事などに使用していたことが遺跡発掘などの研究から分かっています。西暦前4・5世紀以降、中国にて銅鏡がずいぶん作られ、日本に銅鏡が伝わったのは紀元前後で中国より持ち込まれたと言われております。日本製の鏡が作られ始めたのは3~4世紀の頃からで、最初は中国の真似でしたが、奈良時代になると、中国製(唐鏡)に負けないような鏡が作られるようになりました。

日本にガラス鏡が初めて伝わったのは、スペイン人宣教師フランシスコ・ザビエルにより、天文18年(1549年)に持ち込まれたとされています。日本で最初にガラス鏡が一般に製造され始めたのは、1740年代より1800年代の間に泉州堺で「びん鏡」と呼ばれる鏡が一般に製造されたことが始まりでした。「びん」というのは、顔の両側にある「毛」のことで、髪の毛の乱れを直す程度の小さな鏡という意味です。江戸末期に、岸和田藩(現大阪府泉佐野市)の事業として、多くのびん鏡が作られました。これが鏡の大衆化に繋がったのです。

その後、明治16年頃よりは銀引済み舶来鏡が輸入され始めました。一方では、輸入板ガラスによるガラス鏡が、水銀を使わない銀引き法で作られるようになりました。現在では、フロート板ガラスが鏡の素板として使用され、我が国の三大ミラーメーカーによる、完全自動生産により、大寸法の鏡が大量に製造されるようになりました。

  • 角鏡
    ※三重硝子工業(株)所蔵
  • 南天柄鏡(江戸時代)
    ※鳥取市・(財)渡辺美術館所蔵
  • 白銅柄鏡
    ※三重硝子工業(株)所蔵

鏡の商品一覧

品 名 製品写真 解 説
壁掛け吊り鏡 壁掛け吊り鏡 一番バリエーションが多いのがこの壁掛けタイプの吊り鏡です。
ベーシックな木製フレームから豪華なクラシック風金属フレームのミラーまで、様々な商品から選択できます。個性のある鏡を空間のイメージに併せて選んで取り付ければ、華やかさがアップします。特に玄関等の取り付けはおすすめです。
スタンドミラー スタンドミラー 身だしなみを整えるため、部屋の片隅に置かれたタイプや、体育館、スポーツ教室などに設置されているような大型フロアー鏡もあります。
壁掛け吊り鏡と異なり移動が可能なので、設置場所を変えることが可能です。他に壁掛け、スタンド兼用のタイプもあります。
洗面ミラー 洗面ミラー 日常接している鏡の中で、毎日接するのは洗面に取り付けられているミラーではないでしょうか。
洗面ユニットに取り付けられているものからホテル・商用施設に取り付けられているような、装飾を施したタイプまで洗面ミラーにも様々なものがあります。
小物ミラー 小物ミラー 手鏡、卓上スタンドミラー、コンパクトミラー、携帯用ポケットミラーなどがあります。ギフト用にもおすすめです。
オーダーメードミラー オーダーメードミラー 既成商品では実現できないお好きなデザイン、サイズでご希望の場所にミラーを取り付けます。
実用以外にもデッドスペースに鏡を用いたり、外光の取り入れ用に用いたりすることができます。周辺処理や表面加工など、豊富な鏡加工技術を活かした世界に一枚のオリジナルミラーが作れます。
その他 その他 その他、ふすまの裏に取り付ける姿見、クローゼットミラー、映った人をスマートに見せるシェイプアップミラーなどいろいろな鏡があります。

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